Photographer / Graphic designer : Chichun  - 青木 康一 
1987年 東京都江東区深川生まれ、先天性難聴(感音性)で現デフバスケットボール日本代表候補選手。
2025年東京デフリンピックに向けて、手話やデフリンピック含むデフバスケの認識度向上の為にSNS発信や現場にて講習や体験協力などさまざまな広報・啓発活動を行っています。
大学入学までは補聴器をつけておりましたが、あることがきっかけにより補聴器をつけなくなりました。大学卒業後はIT企業の生産系開発の会社に入り、Javaプログラマーとして約10年以上従順し、貢献していきました。Javaだけではなく様々な言語、HP管理、デザイン制作や写真撮影なども行いました。コロナ禍がきっかけで2020年から同じ会社の下に新規事業グラフィックデザイナーとして挑戦しました。
主に名刺などカード各種から始め、DTPやデジタル素材などを一人でお客様との取引~納品までこなしました。また名刺やパンフレットなどの紙媒体のご依頼は、紙質(例えばツルツル系、ザラザラ系、空気の入った肌触りの良い紙質など)も各印刷業者に確認し、素材そのものを一つ一つ触ってこだわりました。
これまでのご依頼は個人経営・企業様も含め約100件以上頂き、高評価も大変頂いております。
おかげさまで評価ランクは"プラチナ"というトップランクを獲得しました。
​これまでの実績は【WORK】の方に掲載しております。
これで満足することはなく、お客様の意見を尊重し改善するべきところは常に改善していき、より良い品質を提供できるように意識を高めて制作しています。​​​
環境に対する諸々の理由により2023年3月末に退職し、2025年東京デフリンピックのデフバスケ日本代表候補選手として、日々鍛錬し続けております。1ヶ月に1回日本代表強化合宿に参加し、それだけではなく様々な聴者チームに混ぜていただき、チームプレーに貢献できるように日々プレー分析・改善し実践して切磋琢磨しています。
私の人生の一つであるデフバスケという”居場所”を無くしたくない為、現在も様々な協会のご協力により広報・啓発活動を携わっています。

広報・啓発活動を行っている理由としては私個人的な強い思いがあります。
これまで聴者チームと練習してきましたが、デフである私は素直に気持ちを伝えられず、心のどこかに孤独の気持ちを抱えたまま我慢の日々でひたすら磨き上げていました。
聴者とデフの住む環境の違いやデフ文化、情報量を得る範囲が狭く理解の遅れなども色々違いがあり、分かり合えることはなかなか難しいことです。
そんな方が【置いてきぼり】にならないように、デフバスケットボールの居場所を作り、少しでも解決の手助けになれたらと思っています。

また、聴覚障がい者(デフ)という捉え方をプラスに変えたい気持ちが強くあり、聴者からの捉え方はほとんど「この人、聞こえない人だったのか...コミュニケーションって
どうやって取ればいいんだろう...」と多くの方がそう捉えてしまうかと思います。これを「情報が"見える”ツールが必要だ!文字を見える何かを準備しとこう!」というプラスの捉え方に変えていくことが一つの目標です。
話が長くなりましたが、デフバスケ日本代表を通して日常の中に提供できるグラフィックデザインのお手伝い、協力していきながらデフバスケの認知度を少しでも上げていけるように自分らしくアピールしていきます。
そして東京デフリンピックのメダル獲得を目指して、常にチャレンジャーとしてプレーしていきます。
※デフ(Deaf) = 聴覚障がい者 / ろう者 / 難聴等
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